【小学5年生からでも間に合う!】公立中高一貫校 合格のための勉強方法 (小学校低中学年編)

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中学受験、小学5年生からでは遅い!とあきらめている方に必見です。今の学力にもよりますが、小学5年生からでも公立中高一貫校合格は可能です。実際に娘も本格的に勉強を始めたのは小学5年生の1月からです。とは言え、小学校低学年中学年の勉強をどのようにしてきたのかもお伝えしますね。

小学5年生1月からの勉強方法だけを知りたい方は、こちらをご覧ください。

我が家は娘が勉強嫌いなこともあり、小学校低学年の頃は中学受験は全く考えていませんでした。娘は公立の保育園に通い、その後公立の小学校に進学しています。私自身も高校まで公立の学校に進学し、ごく普通の家庭に育っていますので、中学受験の経験も情報も全くありませんでしたので、公立の中学に行けばよいかな、と思っていました。では、なぜそんな娘が公立中高一貫校に合格したのか、の勉強方法を振り返ってみたいと思います。

中学受験、させるかさせないか、親としては本当に悩みますよね。私も本当に悩みました。受験最中もずっと悩み続けた記憶があります。もう二度と経験したくない、と正直思います。

そこで一つだけ確かなことは、中学受験は親の受験だということです。これは間違いないと思います。確かに実際に勉強するのも試験会場で戦うのも子供本人ですが、そこまでのプロセスは必ず親が主体です。中学受験本を数冊読みましたが、実際に中学受験を経験してみて、確実に親が主体となって取り組む必要がある、と実感しました。もし、中学受験を考えているのであれば、絶対に親が関わる必要があります。その覚悟を持って親子で挑む必要があることだけは、しっかり胸に留めておいてください。

また、公立中高一貫校の適性検査の勉強に関しては、小学5年生からでも十分間に合います。ただし、小学校低学年時の学校の勉強は非常に大切です。ここはしっかり対策をしていきましょう!

我が家は小学校低学年の頃に全く受験を考えていなかったため、算数の基礎や漢字を丁寧にさせていませんでした。私が全くチェックしておらず、学校の宿題も丁寧に確認していませんでした。今は本当に後悔しています。未だに足し算・引き算・基本的な漢字の間違いが多く、やはり低学年の勉強の基礎はとても大事だと痛感しています。唯一後悔しているのは、低学年の勉強に親が関わらなかったことです。

もし、お子様がまだ小学校低学年でしたら、基礎ができているかしっかり見てあげてください。ここは本当に大切です。

でも、大丈夫です!小学校5年生からでも間に合います!

みらいゆママ
みらいゆママ

中学受験の勉強の基礎は、小学校低学年が重要!

特に公立中高一貫校を目指す方は、学校の勉強をしっかり行ってくださいね。

1.小学1年~3年生までの勉強

     平日      休日    
学校の宿題    15~30分15~30分
スマイルゼミ     30分60分

私が仕事で忙しかったこともあり、学校の宿題は基本的に学童(小学校の放課後児童クラブ)で行い、家に帰ってからスマイルゼミで復習をする、という勉強の仕方でした。特にそれ以外に何か勉強をさせていたわけではなく、通知表の成績は中の中といったところです。

スマイルゼミを始めたきっかけは、タブレット学習であれば、勉強嫌いの娘でも楽しくできるのでは、という点と、勉強の進捗管理がしやすいという2点です。

実際にスマイルゼミをさせてみて、メリットとデメリットがあったので、まとめてみました。あくまでも娘に関しては、ですので、性格によってかなり向き不向きがあると思います。お子様の性格をよく理解した上で活用するとかなり効率的な勉強方法だと、個人的に思います。

メリット ・分からない問題があっても、答えの解説がすぐに確認できる点
・理科や社会は特に画像で確認できるので、リアリティある勉強が出来る点
・ゲーム感覚で勉強を進めることが出来る点
・勉強をすればするほど、遊べるゲーム時間が長くなり本人のやる気が持続できる点
・勉強の進捗を親のスマホで確認でき、管理がしやすい点
デメリット   ・よく考えなくてもすぐに問題の答えを示してくれるので、考える努力をしなくなる点
・ゲーム感覚過ぎて、ゲームをすることが目的になってしまう点
・遊べるゲーム時間が長くなり過ぎて、勉強時間よりゲーム時間が長くなってしまう点
・解答が選択式の場合、分からなくても適当に選んで正解していると親の管理画面から見ても本人が出来ている、と思ってしまう点
・漢字など実際にタッチペンで書く、という作業はありますが、実際にノートに書くと漢字が理解できておらず書けていない点

小学校低学年時の学校の宿題は、丁寧に取り組ませましょう。ここがしっかりできていれば、基礎は問題ないと思います。学校によってはあまり宿題がない場合もありますので、毎日復習が出来る教材を用意してあげると、毎日の勉強習慣が出来ます。ぜひ貴重な小学校低学年時に勉強の習慣をつけてあげてください。我が家はスマイルゼミでしたが、お子様の性格に合った教材選びをしてあげてください。無料でダウンロードできるプリントもありますので、お金をかけた教材だけではなく、幅広い視野で取り組ませてあげましょう。

また、公立中高一貫校を目指している方は、勉強だけではなくお友達との遊び、その他スポーツなど勉強以外の遊びにも力を入れましょう。公立中高一貫校は複合的に考える、という問題がかなり多いためただひたすらに勉強が出来ても解けない問題が出てきます。ぜひ、お子様の得意なところに目を向けて遊びも全力でさせてあげてください。

個人的にゲームをさせることに抵抗がある世代ですが、今はプログラミングを学べるゲームなど様々なゲームがありますので、本人が興味を持てて勉強になるのであれば、検討してみてください。我が家も時折勉強になりそうなゲームを取り入れていました。

私の経験から、小学校低学年の基礎の勉強は非常に大事です。低学年時に勉強を丁寧にさせなかったことは唯一後悔しています。

2.小学4年生 中学受験を意識し始める

娘の年代は小学3年生の2月から塾に通うお友達が多く、一緒に遊べるお友達が激減したこともあり、本人が「中学受験しようかな~。塾に行きたいかも。」と軽々しく口にし始めました。この頃は、私はあまり乗り気ではなく(本人が全く勉強をする気がないため)、塾に通わせるつもりもありませんでした。ただ、本当に本人が中学受験をしたい、と思った時のために、Z会の通信教育を始めさせました。

公立中高一貫校を目指す場合は、志望校によっては小学4年~6年生(もしくは5~6年生)の通知表の成績を内申書に載せる場合があります。もし公立中高一貫校を目指す可能性がある場合は、早めに通知表の成績対策をすることが必要なため、通知表の成績対策ができ、さらに基礎をしっかり学べる勉強が必須です。

我が家は通塾を考えていなかったため、様々な通信教育を比較検討しました。我が家がZ会を選んだのは次の3点が理由です。

  • 家計の点から考えて志望校は国公立のみに集中する点
  • 公立中高一貫校向けの適性検査型に強い対策問題がある、通信教育である点
  • 志願するであろう学校への合格率がよい通信教育である点

Z会の通信教育をされた方はご存じだと思いますが、Z会の問題は良問が多く、かなり考えられた問題が多いです。また、まったく分からない状態で取り組んでも、解説が丁寧に書かれているため、解説を読んでから問題に取り組むと、最初に分からなくても順序だてて理解を進めることができます。娘のように勉強の理解度が低く、勉強への苦手意識が強い子でもなんとか問題を解くことができる仕組みになっています。

また、添削問題があり期日までに提出する、という習慣づけも良かったと思います。添削された解答が戻ってきますが、添削の内容も分かりやすく、小学生が分かるように丁寧に説明されています。小学生本科コースだけかもしれませんが、担当の先生が決まっていて文通のようなやり取りもできたため、この制度も娘本人のモチベーション維持につながりました。

小学生コース
(紙教材) 
  本科  ・国語    
・算数    
・理科    
・社会    
  専科・英語
小学4年時 受講講座

勉強時間は3年生の時に比べると少し増えています。それでも、塾に通っているお子様に比べたら勉強時間は少ないと思います。

 平日 休日
学校の宿題15~30分 15~30分
Z会15~30分30~60分
教科書ぴったり
トレーニング
15~30分30~60分
一日平均勉強時間約60分約60~120分
小学4年時 勉強時間

勉強していない日ももちろんあるのであくまでも一日の大体の勉強時間です。テスト前は教科書ぴったりトレーニングを集中的にさせて、テスト対策をしました。学校の時間割を確認し、テストまでの時間を逆算してページ数を決めて取り組ませていました。

字が汚くて申し訳ないのですが、毎日B5サイズのノートにその日にするべき教科のページ数などを書いて、終わったかどうかのチェックをするようにしていました。

お子様の性格にもよりますが、〇付けは親がした方が良いと思います。一度娘自身に〇付けをさせていたのですが、勉強嫌いなこともあり、〇であって欲しいという本人の気持ちが出てしまうようで、間違えている解答も〇にしていることが多かったです。親が大変ですが、ここはしっかりチェックするようにしました(特に漢字)。娘が寝た後に〇付けをしていたので、次の日に間違えていた問題は解きなおしをさせて確認をする、という流れにしていました。

毎日何をするべきかのスケジュール立ては、親としてはかなり負担で大変です。でも、この作業がとても大事だったのだと、振り返ってみて思います。大まかなスケジュールはエクセルでたてておき、本人にはノートで伝え、毎日一言コメントも入れていました。写真には写していませんが、下の方に余白があるのでそこに毎日いろいろなコメントを書いています。

小学4年生時の成績は、全体の約7割が「よくできた」の通知表の評価でした。

3.小学5年生 12月まで 中学受験は止めようかの時期

小学5年生になるとますます勉強嫌いが強くなり、「中学受験で勉強するのは嫌だ」と娘本人が思い始めたようです。Z会の通信教育にもついていけていない様子で、いつも勉強が分からな過ぎて癇癪を起しているような状態でした。私もその姿を目の当たりにして、正直娘には中学受験は難しいかな、と思い始めていました。

しかし、万が一ということもあるので、小学5年からはZ会の通信教育の受講講座を下記に変更しました。

小学生コース
(紙教材)
  本科  ・国語
・算数
・理科
・社会
  専科  ・英語
・作文
・公立中高一貫校
 適性検査
小学5年時 受講講座

この時点でも中学受験をするかしないか、悩んでいる時期でまだ先が見えず親子ともにどうなるのかトンネルの中を歩いていた時期でした。通塾も考えておらず、家庭学習でひたすら基礎的な勉強をさせる日々でした。

 平日 休日
学校の宿題15~30分 15~30分
Z会30~60分30~90分
教科書ぴったり
トレーニング
15~30分15~30分
一日平均勉強時間約75分約60~150分
小学5年12月までの勉強時間

Z会の専科の科目が増えたため、その分若干勉強時間が増えました。もちろん土日のどちらかは全く勉強していなかったりと、小学4年時よりも全く勉強をしない日が増えた気がします。1週間の勉強スケジュールをある程度本人に伝えていたので、「自分で考えて早めにスケジュールを進めて、勉強しなくても良い日を作ってよいよ」、と言っていました。メリハリも大事なので、思いっきり遊ぶ日も必要だと思い、週に1日は勉強はしていなかったと思います。

私が小学生の時はひたすら毎日遊んでいた記憶があります。今の小学生は塾やら習い事やらお忙しそうですよね。よく頑張っている、と感心します。私は基本的に勉強も大事だけど、お友達と遊ぶことはもっと大事だと思っています。今遊ばなくていつ遊ぶのだろう??と思っているので、基本的に娘がお友達と遊ぶ約束は優先していました。大人になると嫌でも仕事や勉強をしなければならないので、今思いっきり遊んでほしいと常々思っています。

内申対策ですが、娘の学校はテストがある日が直前にならないと分からなかったため、テスト前はとにかくテスト勉強を集中してさせていました。この時点でも中学受験は未定でしたが、内申対策だけはすすめていました。もし、中学受験をするかしないか迷っているようでしたら、とにかく内申対策だけはしておいてあげてください。

みらいゆママ
みらいゆママ

公立中高一貫校合格を目指すためには、学校の勉強はとにかく大事です。

もちろん、勉強だけではなく授業に取り組む姿勢も内申で評価されますので、

授業態度はきちんとしておきましょう。

さて、この後中学受験に挑む決意をする大事件が起き、本気で受験に取り組むことになりました。この後の道のりはまた次回に!こうご期待!

【小学5年生からでも間に合う!】公立中高一貫校 合格のための勉強方法 (小学校5年12月編) は こちら

【小学5年生からでも間に合う!】公立中高一貫校 合格のための勉強方法 (受検前1年編) は こちら

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